2023年4月の公開に先駆け、『スーパーマリオブラザーズ ムービー』の予告編が公開された。そして、これは恐らく世界中に安心感を与えたことだろう。
『ミニオン』シリーズで有名なCGIアニメーションスタジオであるIllumination Entertainmentが制作したマリオは、スーパーマリオサンシャイン以降、3Dマリオゲームや説明書の画像で長年使用されてきたビジュアルとほとんど変化のないものが、そのまま動き回る様子は長年のファンにとっても、そして将来のファンにとっても喜ばしいものだ。少し前にゲームの姿と全く異なるビジュアルでファンからひんしゅくを買った『ソニック』の悲劇がどこか脳裏をよぎった方もいるのではないだろうか。だが、これを見ればそれは全くの杞憂だったことが分かるだろう。
CGIアニメーション映画の存在は、業界関係者がIllumination Entertainmentと任天堂のコラボレーションとして制作されるとのことが、2018年初頭に確認された。このニュースにより、1993年の実写版『スーパーマリオブラザーズ』以来の長編『スーパーマリオ』の映画化が確定した。
今週まで、任天堂が最新作について公式に発表したのは、約13ヶ月前の各地域で発売される映画の声優陣の発表だけだ。YouTubeとNew York Comic-Conで同時に公開された今日の英語版予告編では、25年以上ぶりのマリオの新しい声優として、俳優クリス・プラットの声を確認することができた。
ゲームシリーズで長年キャラクターの声優を務めてきたシャルル・マルティネは、何らかの形で彼の声が映画に登場することを確認したが、今週の予告編ではそのカメオも登場せず、他のキャストの大部分も声や映像で登場することはなかった。スーパーマリオシリーズの生みの親である宮本茂氏は、2023年4月7日の全世界での劇場公開までに、さらに多くのスニークピークが登場することをプレゼンテーションで示唆した。