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Apple、カラーチタン合金仕上げを今後さらに多くの製品に導入へ

以前よりAppleがiPhoneにチタン合金を採用するのではと言ううわさは多く流れていたが、今年もiPhone 14のどのモデルにもチタン合金仕上げを採用しなかった。だが、新しいApple Watch Ultraでは強靱なチタン合金を採用しており、その素材の美しさと耐久性はやはりユーザーにとっても魅力的な物で、やはりその採用を期待する声は多い。

最新の特許によると、Appleは将来的にチタン合金を採用することを諦めておらず、また複数のカラーバリエーションを用意することも考えているようだ。

チタン合金はアルミニウムやガラスと比較していくつかの利点があり、Appleは将来的にこの素材に移行することを望んでいる

この特許は2022年10月4日に発行され、以下のような記載がある。

米国特許庁は、”陽極酸化層を有するチタン部品 “と題するApple特許11459668 B2を付与しました。Appleが付与した特許は、テクスチャ表面と公称表面を定義するチタン基板を含むことができる携帯電子機器用のエンクロージャを対象としています。

Appleはこれまで何度も、多数の製品にチタン合金を導入することを計画していることが報じられてきた。理由の1つは、同社が長年使ってきたアルミニウムとガラスのサンドイッチに比べ、いくつかのメリットをもたらすからだ。まず第一に、チタン合金によって、iPhone、iPad、Macなどの将来の製品は、より傷つきにくくなることが期待できる。さらに、剛性が向上し、他のデバイスに比べて曲げにくくなるのだ。

ただ残念ながら、Appleがこの素材の使用を実現できていない理由は、コストとは別に、エッチングが難しく、永久的な跡が残る可能性があることなのだ。同社では、ブラスト、エッチング、化学薬品などを使って、各製品をより光沢のある仕上げにし、顧客に美観をアピールする方法を研究・開発している。また、将来のApple製品を油性の指紋の影響を受けにくくするために、薄い酸化物表面コーティングの使用に関する研究も進められている。

つまり、今後さまざまなApple製品の市販機が登場するまでには、しばらく時間がかかるかもしれないん。また、iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxのチタン合金仕上げが試作されたが、Appleはコスト増などの理由で今年はアルミニウムとガラスにこだわった可能性もあるだろう。

だが、iPhone 15シリーズでは、新たにPro Maxに変わって「Ultra」が導入される可能性も報じられており、これまでのProを超える物という意味でも、新たな素材が採用される可能性も考えられる。

まだ、iPhone 14が発売されたばかりではあるが、早くも様々なiPhone 15シリーズのうわさが出てきており、これから1年またワクワクできそうだ。

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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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