Anker(アンカー)は、同社初の睡眠用イヤホン「Soundcore Sleep A10」を発表した。同社によると、このイヤホンは就寝時に気を散らすかもしれない騒音を「最大」35dB遮断することができるという。適応型ノイズマスキングアルゴリズムを使用して、周囲に邪魔されないように音声の音量を追跡し、自動的に調整するとのことだ。
Sleep A10は、音楽や日常生活でのリスニング用に設計されたイヤホンよりもかなり小さいサイズとなる。そもそもが音楽を楽しむためのものではないので、ドライバも大がかりなものは必要ないので当然ではある。Ankerは、この小さなサイズのおかげで、横向き寝の人にも適しているとしている。
Sleep A10のドライバは、低周波音に最適化されており、ホワイトノイズやその他の心地よい睡眠トラックを強化する。これらのオーディオトラックはSoundcoreモバイルアプリからアクセスできるが、通常のイヤホンのように音楽やオーディオブックなど、好きなコンテンツに使用することも可能だ。ライバルとなるBoseのSleepbuds IIは、プリセットのリラックスできるオーディオに限定されているので、その意味ではAnkerはBoseよりも柔軟性を提供していると言えるだろう。
Ankerのアプリには睡眠追跡データが含まれていますが、その情報がどれほど正確で有用なものかは不明だ。この情報はSoundcoreアプリに含まれており、残念ながらAppleやGoogleの健康アプリとは同期しない。Sleep A10イヤホンは最大10時間の連続再生が可能で、ケースを装着することでさらに40時間追加される。
Anker Soundcore Sleep A10は、BoseのSleepbudsIIの半額以下の12,900円で購入できる。