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モバイル写真編集アプリ「Photoleap」が、Stable Diffusionの技術を使いテキストから画像を生成する機能をリリース

モバイル写真編集アプリのデベロッパー「Lightricks」は、写真編集アプリ「Photoleap」や、静止画を動いているように見せることができるアプリ「Motionleap」などの同社製アプリ内で、新たに「Text to Image」機能を実装し、ユーザーが入力したテキストから、AIが画像を生成する機能の提供を開始した。

Lightricksは、「Facetune」など、人気の写真加工アプリを持つイスラエルのスタートアップだ。同社は、AIを活用して、さまざまなクリエイティブな表現ツールを提供している。同社の他の製品には、Videoleap、Filtertune、Beatleap、Artleap、Lightleap、Boostedといったアプリがある。

Lightricksは、新しい「Text to Image」機能により、ユーザーが写真やビデオを編集するだけでなく、AIを活用することでアートを作成することを可能にした。同様の機能は、最近、TikTokのモバイルアプリに導入され、ビデオの背景を作成することができるようになった

新機能を利用するには、アプリの上部にある「Ganerate AI Image」をクリックすると、テキストボックスが表示され、表現したい物を“英語で”入力すればOKだ。いくつか予めサンプルプロンプトも用意されており、「紫色のキツネをゴッホに描いてもらう」や「歌うプードルのKポップアルバムのカバー」など、タップするだけで試すことも出来る。

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作成した画像は、編集やアニメーションのツールで利用する事が可能だ。

この新たなLightricksのアプリ内に統合された機能は、先日リリースされた画像生成「Stable Diffusionが公開したオープンソースコードをベースにしていると説明する。

なお、この「Text to Image」機能は無料で利用でき、Stable Diffusionの公開サンプルのような待ち時間も少なく、ユーザーは作成したAI画像を好きなだけダウンロードすることができる。Lightricksによれば、ジェネレーターで作成されたすべての画像はユーザーの所有物であるとのことだ。ただ、画像の質が低いため、「より質の高い」ファイルをダウンロードするためには、プロ会員に登録する必要がある。年間プランで月額550円、月額プランで1,380円、一括購入なら24,000円となっている。

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「“AI技術”は、コンテンツ制作において、その強力な能力を証明しています。当社のアプリに直接『Text to Image』機能を実装することで、ユーザーの可能性の領域が広がり、素晴らしいコンテンツ制作の機会が無限に広がります。この新しいツールは、ユーザーが創作の魔法を楽しみ、新しい世代のコンテンツクリエイターを刺激することを支援するという我々の使命をサポートします。」と、LightricksのCEO兼共同創業者のZeev Farbman氏は声明で述べている。

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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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