PS5がいくら内蔵SSDを備えていると言っても、中身は1TBに満たない容量であるため、ゲームの容量が大きくなるにつれて、SSDの拡張が必要不可欠になっている。ゲームによっては200GB以上を必要とするものもあるため、Sonyは公式にM.2 SSDを追加できるようにPS5を設計している。
今日、Western DigitalとSonyは、PlayStation 5用の初の公式ライセンスSSDであるSN850 NVMeを発表した。PlayStationのロゴが入ったこのSSDは、PlayStation 5専用に設計されたもので、1TBと2TBの2つのバリエーションが展開される。
Western Digital : WD_BLACK SN850
SN850 for PS5は、PlayStation 5用に設計されており、製品仕様には、ネットワーク接続型ストレージ(略してNAS)やサーバー向けの機能を想定していないことが明記されている。ただし、PlayStation 5向けに高負荷のゲームでの動作が検証されているとのことだ。
また、PS5を特定のバージョン(21.02-04.00.00)以降にアップデートしないと、使うことすらできないので、このストレージ拡張を利用する前に、アップデートが必要だ。
SSDのインストールは、コンソールを開く形で行われる。システムをシャットダウンしてプラグを抜いた状態で、サイドパネルを取り外し、SSD拡張スロットのネジを外す。そして、そこにドライブを差し込み、カバーを閉じてネジを締め直し、取り外したサイドパネルを元に戻せばOKだ。コンソールの電源を入れると、SSDをフォーマットするよう指示が表示され、使用できるようになる。
発売は8月以降とのこと。価格はいずれもオープン価格となる。