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HTC Desire 22 Proが発表 – うわさの「Viverse Phone」がついに登場も、正直微妙かも……

過去何度かうわさが出てはいたが、中々発表されなかったHTCのメタバース「Viverse」対応スマートフォンという、ちょっとよく分からないコンセプトのスマートフォンがついに登場した。

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この記事の要点
  • HTCがDesire 22 Proスマートフォンを発表した
  • 以前から同社が予告していた「メタバース」対応スマートフォンとなる
  • スペックとしてはミドルレンジに位置する。価格は490ドルとのこと

スペックは至って平凡。では特徴は?

HTC Desire 22 Proは、価格なりのミドルレンジのスペックを備えたスマートフォンだ。5Gネットワ​​ーク接続を可能にするSnapdragon695チップセットを搭載し、8GBのRAMと128GBのストレージを備えている。ディスプレイは6.6インチのFHD+120Hzのスペックを持ち、OSはAndroid 12となる。今後のアップデートについては触れられていない。

また、また、NFC、Bluetooth 5.1、USB-C、IP67の防水/防塵性能、および18W充電の容量4,250mAhとなるバッテリーも搭載されている。充電はQiワイヤレス充電にも対応し、microSDカードスロットも備えている。

カメラは、64MPの標準カメラと13MPの超広角および5MPのシンド検知カメラを搭載している。自撮りカメラは32MPとなっている。

何も特別な所がなさそうなこのスマートフォンだが、ではこのデバイスの特徴はなんなのか?それは、「メタバース」だ。

HTCは、Desire 22 Proについて、「あなたを未来に運ぶ電話」だとしている。具体的には、このスマートフォンは、HTC Vive Flowヘッドセットと“完璧な”ペアリングが可能だとのことだ。だが、HTC Vive Flowとのペアリングは他のスマートフォンでも可能なので、そこまでHTCが大々的に宣伝するほどの特徴ではないだろう。

また、それ以外にはこのスマートフォンには個人のNFTやデジタル資産を管理する「ViveWallet」が使えたり、バーチャルアバターを作成したり出来るそうだ。メタバースと繋がるための端末の一つという位置づけだろうが、これらはソフトウェア的な物なので容易にアプリで再現できてしまうため、そこまで魅力もなさそうだが。

どうだろうか?このスマートフォンの特徴を魅力的に思う方がどれ程いるのか不明だが、HTCはまたも失敗をしてしまうのではないかと心配になってしまう。

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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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