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グラフィックスカードの価格は暗号通貨需要の低下にもかかわらず適正化にはまだ時間がかかるとの予想

台湾のコンピューターメーカーASUSは、暗号通貨関連での需要が減少しているにもかかわらず、GPUの価格が正常化するのにはまだ時間がかかると予想している。

この記事の要点
  • ASUSのCEOは決算説明会において、GPUの価格が落ち着くまでにはまだしばらく時間がかかるとの見通しを発表
  • 要因としては、マイニング関連の需要はほぼなくなってきているが、依然としてゲーム関連の需要が強いため

ASUSの共同CEOであるSY Hsuは、決算説明会における最新のレポートで、暗号通貨マイニングでのGPU需要は枯渇しているが、価格が正常化するかどうかは、暗号関連の要素だけでなく全体的な需要に依存すると述べている。

GPU出荷での暗号通貨マイニングの需要がゆっくりと減少しているため、市場全体のグラフィックカードの需要は正常化しています。暗号通貨からの需要がなくなっているため、GPUの価格設定も正常化するのではないかと考えさせられました。実際には、ゲームに対する需要は依然として強いため、必ずしもすべての需要を満たすことができるとは限りません。

決算説明会におけるHsu氏のコメント

GPUの価格は、マイニング需要が急拡大した際には定価の3倍以上の大幅な値上げが見られたが、2022年は、暗号通貨マイニングによる利益率の低下と難易度の上昇により暗号通貨の需要が減少している。これにより、GPUの価格と可用性が大幅に向上することとなった。現在のところ、NVIDIAのGeForceおよびAMDのRadeonグラフィックスカードは、ほぼすべての主要小売店で在庫が復活しており、価格も一時期見られた定価の3倍という異常な価格ではなくなってきている。この価格はさらにEthreum 2.0のアップデートで下がると予想される。Ethreumが現在のPoW(Proof-of-Work)から、PoS(Proof-of-Stake)へと移行を進めており、それによって事実上GPUの必要性がなくなるからだ。

ただし、上記の声明からわかるように、ASUSは、ゲーム業界でのGPU需要は依然として強いため、価格の正常化はすぐには起こらない可能性があると考えている。

Asus自身がマイニング需要で大きな利益を受けた企業でもある為、変化に順応するにはまだしばらく時間がかかるだろう。

ただし、日本においては為替が円安方向に進み、1ドル130円近辺で推移している事もあり、少しずつ値上がりの兆候が出てきていることも認識しておく必要がある。実際に、秋葉原のパーツショップでは一部値上がりが始まっているようだ。

今年の7月には早くもNVIDIAのGeForce RTX 4000シリーズがリリースされる事がささやかれており、一部ではこれまでの2倍の性能を誇るとの話も出ているので、リリースを期待する声と共に、価格の適正化を望む声も多い。

本来のゲーム用途で少しでも安く買える日が来ることを願ってやまない。

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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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