Googleは、「空気」や「影」などを用いた新たな通知の方法を模索している模様

masapoco
投稿日
2022年4月21日 14:07
Little Signal Google

Googleは、デジタルデバイスから発せられる様々な「通知」について、同社が行っている実験を「Little Signal」という新たなサイトで公開している。

Source

Little Signal : 公式サイト

この記事の要点
  • Googleは、“人間の邪魔をしないアンビエント通知”の同社の研究内容を披露した
  • 新たな通知には、「空気を吹き出す」、「影を動かす」、「ボタンをひねる」など、その他の手法が含まれる。
  • Googleは、この概念を「Little Signalsリトルシグナル)」と呼び、新しいインタラクションデザインを模索している。

Googleは“人間の邪魔をしない”アンビエント通知の研究成果を発表

Googleは、人間の環境におけるテクノロジーとの関わり方を再構築するための実験を2019年から行っている。今回発表された「Little Signals」と呼ぶプロジェクトは、その成果物だ。

人間の邪魔にならずに、落ち着いた時間を楽しむ事が出来る」ような通知を目指して研究が進められているという。

同プロジェクトでは新しい「通知」の方法を模索しているようで、例として空気の動き、動く影、ボタンのひねり、タップなど、さまざまな感覚的な合図によって通知を配信するデバイスで構成されている。

公開されているデモでは、Air、Button、Movement、Rhythm、Shadow、Tapの6種類のガジェットが用意されている。

「各オブジェクトには、空気の吹き込みや周囲の音など、独自の通知方法があります。さらに、それらの小さな動きやシンプルなコントロールは、オブジェクトに命を吹き込み、変化する環境やニーズに対応できるようにします。」とGoogleは述べている。

Googleがこの実験を今後のGoogle Home対応デバイスにどのように実装するつもりなのかは今のところ明らかではないが、1つの方向性を示した意欲的な内容だ。

この実験はまだ初期段階だが、GoogleはArduinoを使ってコンセプトを具体化するためのチュートリアルを提供しており、そのコードはExperiments with Googleのウェブサイトからダウンロードすることができるようになっている。



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • Pixel watch rohan
    次の記事

    噂のGoogle Pixel WatchはFitbitと統合される?新たな画像がリーク

    2022年4月21日 18:00
  • 前の記事

    世界的な半導体不足は終わりに近いとのアナリスト予測が公開

    2022年4月21日 12:27
    687RM9xKv6bnEQhqKspsDT 1500 80

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


おすすめ記事

  • google logo image

    Googleが非営利団体を対象に2000万ドルの資金を提供し生成AI活用を支援

  • Pixel 8 in Rose.max 936x936.format webp

    Google、方針を転換しPixel 8にもGemini NanoによるオンデバイスAI機能を搭載へ

  • newroom quantum hardware.rendition.intel .web .1920.1080

    量子コンピュータが実用化されるのはいつになるだろうか

  • FireShot Capture 061 Search Labs labs.google.com

    GoogleのAI統合検索がマルウェアサイトにユーザーを導いている

  • UXL logo

    NVIDIAのAI市場支配からの脱却を目指しGoogle、Intel、Qualcommらが協力

今読まれている記事