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『Pokemon GO』制作のNianticが新作ARアプリ『Peridot』を発表 – 自分だけの“ペリドット”を育てるペットシミュレーター

『Ingress』や『Pokemon GO』など、様々な位置情報ゲームを手がけてきたNianticから、スマートフォン向け新作ARアプリ『Peridot』(iOS / Android)が発表された。また、公式サイトでは事前登録も開始されている

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Peridot』はほぼ10年ぶりの同社オリジナルIP作品となり,ゲーム内ではさまざまな外見を持つ幻想的な生物 “ペリドット” と触れ合いながら,自分だけのペットと一緒に、世界の美しさを再発見していくことがテーマとなっている。

現実世界と連動して「ドット」を育てるARならではのペットシミュレーター

本作は、ペリドット(愛称ドット)と呼ばれる多彩な生物たちを育てていくカジュアルタイプのARゲームだ。イメージとしては、たまごっちのような物で、ドットが産まれてから成長して大人になるまで、愛情をこめて育成していくのが主なゲーム内容だという。

このゲームの大きな特徴は、そのドットを産み出すシステムにある。これには複雑なアルゴリズムが導入されており、「産まれるドットの外見・嗜好・特性などは“100%ほかのドットと異なる”」という。つまり、「本当の意味」で自分だけのペットを育てられるということだ。

また,ドットがプレイヤーに本物のペットと接するような没入感を与えるべく、生物としてのリアルさも追求されている。自分だけのドットを育てられる仕組みと合わさり、おのおの強い愛着が湧きそうだ。

同社ではさまざまな位置情報ゲームを展開しているが、本作でも世界を探索したいと思えるようなゲームになっているとし、「デザイアシステム」と呼ばれるシステムを導入。これはいわゆる「クエスト」のようなもので、ドットの望み(デザイア)を叶えていくというもので、一例として「散歩に行きたい」「関心のある場所に行きたい」「一緒にトマトを育てたい」といった、望みを叶えて育てていくという。

AR機能については、同社のAR開発者向けのプラットフォーム「Lightship」をフル活用した、最先端のAR技術を導入したものとしており、カメラを通して単に画面内でドットが登場するだけではなく、オクルージョンと呼ばれる、ドットが現実の物体に隠れる機能や、地面を識別して餌を探す機能など、周囲の環境を理解した上で動くという。例えば、「砂場に潜るモーション」もあったりと、現実世界と連動したリアリティの追求にこだわっている。

ドットが成長して大人になると、次の世代のドットを産み出すことができる。ドットの「生息地」と呼ばれる場所で、「巣」を使って繁殖する。巣にも特徴があり、例えばチーターの模様が付いた巣では、チーター柄の子どもが生まれるというように、特徴が反映されるという。

また、アプリ内で撮影したスナップショットは、各種SNSで簡単に共有できる仕組みも導入されている。ドットと散歩や旅行に行ったときは、一緒に写真を撮って友人と共有するのも楽しみの一つになるのだろう。

今後数週間のうちにソフトローンチを行い、技術テストを行うという。日本でのリリース時期については未定としている。

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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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