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『The Witcher』次回作でUnreal Engine 5が採用された理由が明らかに

オープンワールドRPGの人気作『The Wticher』シリーズにおいて、第2、3作で採用された自社製ゲームエンジンを捨てて、次回作The Witcher 4』ではUnreal Engine 5が採用される事が既に報じられているが、その理由について開発元のCD Projekt Red(CDPR)のCTO Pawel Zawodny氏がUnreal Engine 5のリリースイベントにて明らかにした。

また、インタビューの中で、CDPRゲームディレクターのJason Slama氏は、UE5を採用した理由に関して、オープンワールド特有の問題を解決するための「安定性」が主な理由であることを語っている。

オープンワールドのゲームとリニアなゲームを比較する際に重要なことは、失敗する可能性や考慮しなければならないシナリオが、リニアなゲームに比べて飛躍的に多くなることです。プレイヤーは好きな方向に進み、理論上は好きな順番でコンテンツを処理することができますが、それを実現するためには、1,600か所先まで壊れないという高い信頼性を持って変更を加えられる、本当に安定した環境が必要なのです。

Jason Slama氏

また、Slama 氏は、ウィッチャー風の求人掲示板が登場する Epic の Unreal デモ「Medieval Village」が、Epic のエンジンについて考えるきっかけのひとつとなったことも認めている。

CDPR の開発者によると、Unreal Engine 5 のおかげでイテレーションとプロトタイピングがかつてないほど高速化し、これによって開発者が新しいアイデアを自信を持って試せるようになったとのことだ。

『The Witcher 4』については、開発が明らかになったのみで、プラットフォームやリリース時期についてのアナウンスは一切行われていない。

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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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