Microïdsは、ポイント&クリックADVゲームの名作『Syberia』シリーズ最新作『Syberia: The World Before』をWindows向けにリリースした。
『Syberia』(シベリア)は、フランスのゲーム開発会社Microïdsが開発したアドベンチャーゲームシリーズ。弁護士のKate Walkerとからくり人形(オートマタ)のOscarの物語で、ロシアの北部にある架空の島「Syberia」が舞台となる。
2002年発売の第1作『Syberia』は、ベルギー出身のバンドデシネ作家であるブノワ・ソーカル氏による、まるで映画のようなそのストーリーと演出に、世界的な評価も高く、以降2017年発売の『Syberia3』まで、シリーズ化し好評を博している。本作はその最新作となる。
『Syberia: The World Before』では、2004年のKate Walkerと、1937年のDana Rozeの物語が交じり合いながら進行していく。1937年、ヨーロッパ架空の都市「Vaghen」で、17歳の少女であるDana Rozeはピアニストとして輝かしいキャリアを歩み始めていた。しかし、第二次世界大戦の開戦と共に、「ブラウンシャドウ」と名乗るのファシスト集団の脅威がヨーロッパ全土を巻き込み、彼女の将来に影が現れ始める。そして2004年のKate Walkerは、その「ブラウンシャドウ」に捕らわれているのだ。
時を超えて絡まり合っていく2人の物語。これまで以上に壮大な物語、そして美しいグラフィックに、シリーズファンはもちろん、これまでプレイしたことがない方にも是非オススメしたい。
プラットフォームは、WindowsPC向けになっているが、今後はコンシューマ機でも展開を予定しているという。
『Syberia: The World Before』は日本語にも対応しているので、気になった方は購入を検討してみてはいかがだろうか。