Samsungは、現在開催中のMWC 2022において、新型ノートパソコン製品群「Galaxy Book 2シリーズ」を発表した。
Samsungの新製品はどうやら噂通りGalaxy Book2シリーズだった模様。
シリーズ構成は、「Galaxy Book2 Pro」と2in1デバイス「Galaxy Book2 Pro 360」、および標準モデルの「Galaxy Book2 360」と企業向けの「Galaxy Book2 Business」となっている。
Galaxy Book2 ProおよびGalaxy Book2 Pro 360
Galaxy Book2 ProとBook2 Pro 360には、2つの画面サイズがあり、両方のモデルでそれぞれ16:9のアスペクト比の13.3インチと15.6インチとなっている。
どちらも解像度1920×1080のAMOLEDパネルを備えており、通常400ニト、HDR輝度500ニトが搭載されている。色域はDCI-P3 120%。Galaxy Book2 Pro 360には、360度反転するヒンジが付いているため、タブレットまたはラップトップとして用いることができる2 in1ノートブックとなる。また、Pro 360にはSペンが付属する。
内部スペックとしては、CPUには第12世代Core-i7/i5を採用、RAMは8GBから32GBのLPDDR5RAMが搭載される。Galaxy Book2 Proの15.6型モデルのみIntel Arcを搭載し、5G接続に対応している。13.3インチモデルは63Whのバッテリーを搭載、大型の15.6インチモデルには68Whのバッテリーが搭載されており、バッテリー駆動時間の目安は21時間としている。USB-PD対応で、USB-Cを介して最大65Wの急速充電が可能。Galaxy Book2 Pro 360には、マイク、ヘッドフォンポート、2xUSB-Cポート、および1つのThunderbolt4ポート搭載される。
一方、13.3インチのGalaxy Book2 Proには、microSDカード、Thunderbolt 4ポート、フルサイズのUSB 3.2ポート、1つのUSB-Cポート、3.5 mmコンボジャックがあり、15.6インチにはSIMカードスロット、またフルサイズのHDMIポートも搭載。
また全モデルでWi-Fi 6E、1080p Webカメラ、Bluetooth 5.1、指紋認証センサ内蔵電源ボタンを搭載している。
また、MicrosoftのSecured-Core PCに対応している。Sebured-Core PCは、ソフトウェア/ハードウェアの両面で外部からの攻撃に対してセキュリティを確保する為の設定がデフォルトで有効になっているOSを搭載したPCのことで、UEFIに対する攻撃にも対応でき、ユーザーは企業向けビジネスノートPCとほぼ同じレベルの保護機能を利用できる。
また、IntelおよびMicrosoftと協力し、まるでiPhoneとMacBookのようにGalaxy Book2 Proシリーズが他のGalaxyデバイスやソフトウェアとシームレスに連携できるようにした。同シリーズはワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds」に自動接続できるほか、「Galaxy Tab S8」をワイヤレスのサブディスプレイとして使用したり、Galaxyスマートフォンからモバイルアプリを実行したりできる。
Galaxy Book2 Pro 360の本体サイズと重量は、15.6型が354.85×227.97×11.9mm(幅×奥行き×高さ)、1.41kg。13.3型が302.5×202×11.5mm、1.04kg。
Galaxy Book2 Proの本体サイズと重量は、15.6型が355.4×225.8×11.7mm、1.11kg(Arc非搭載モデル。搭載モデルは高さ13.2mm、1.17kg)。13.3型が304.4×199.8×11.2mm、0.87kg。